三原JC4月例会.
「地域の子どもは地域の大人の鏡である!!」
〜この地域にしかない共育環境を創り上げよう〜

 去る4月19日(金)、人づくり支援委員会(中村敬宏委員長)は、「地域の子どもは地域の大人の鏡である!!」〜この地域にしかない共育環境を創り上げよう〜と題し、(社)日本青年会議所 地域創造室 地域の教育推進委員会 角田聡副委員長を講師にお迎えし、4月例会を開催しました。
私たちは試されています
 4月から「新学習指導要領」の導入により、学校での学習時間・内容は大幅に削減されました。その減少した部分を「生きる力」として子どもたちの才能を伸ばすことに重点と置き、そこへ学校だけでなく保護者・地域の大人が連携し、その中で、地域の教育が充実してゆくことが必要不可欠なのです(PTCA運動)。この「新学習要領」による学校教育制度は、地域の大人が試されていると言えるのではないのでしょうか。
新しい学校づくりとは
また、地域の人たちが積極的に学校教育に関わる世の中になれば、新しい公立学校という構想等も生まれてきます。私たちの考える新しい学校とは、保護者(P)、先生(T)、地域の人(C)で構成する学校理事会(A)をつくり、その理事会の意向を汲んで校長が学校を運営するというものです。モデル校として、このような学校をつくり、子どもの個性を引き伸ばしている学校の事例を紹介していただきました。

 今後も、新しい学校教育環境の調査・研究と共に、我々大人が先に生まれた者(地域の先生)として、一人ひとりが子どもたちに伝えることを実践してゆくための例会となりました。

 地域が子どもとのかかわりを持ったときに、地域の先生となり、さらに学校とPTAとのかかわりをもっと広げる運動をしたときにPTCA運動になる。そして最終的には、地域全体が子どもたちの教育にかかわることが地域の教育力が充実した社会と言えるのではないでしょうか。
※チャータースクールとは
 チャータースクールは、アメリカのミネソタ州で生まれたまったく新しいタイプの学校で、「こんな学校をつくりたい」と考える人やグループは申請して設立されます。
 開校されると、生徒たちの学力審査や地域住民への生徒によるプレゼンテーションによって、学校の将来が図られます。

地域教育を考えよう!
〜『PTCAメールマガジン』ただいま発行中〜
 わたしたち青年会議所は、地域P(parents=親)T(teacher=先生)C(community=地域社会)のA(association=共同体)により、地域の子どもたちを育ててゆく共育環境作りが急務だと考えています。そこで、本年度(社)日本青年会議所地域の教育推進委員会では、三者間の交流と全国レベルでの情報交換を目的に『PTCAメールマガジン』を発行しています。是非あなたもご購読ください(購読無料)。
お申し込みはホームページから http://www.jaycee.or.jp/2002/chiikinokyouiku/
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