三原市長と(社)三原青年会議所との懇談会
カレーライス会開催

 去る6月26日、(社)三原青年会議所広報委員会(本田光一郎委員長)は、かねしょうにて三原市長五藤康之氏をお招きし、(社)三原青年会議所理事役員とのカレーライス会(懇談会)を開催いたしました。地方分権が進み、自立した“まち”の構築が叫ばれている中、「合併問題」、「教育問題」、「やっさ祭り」、「市政について」などあらゆる角度から“みはら”について活発な意見交換を行いました。

合併後のまちのイメージは?

1市3町(本郷・久井・瀬戸田・三原)による研究会により合併は現実的なものとなってきました。あとは議会がどのような意見でまとまってゆくのかが課題ですが、7月20日前後に任意協議会の立ち上げを目標として現在取り組んでいます。合併後のまちのイメージですが、合併により人口約10万人となるわけですが、それだけでは財政力の安定を期待することはできません。空港、文化施設、観光名所など、それぞれの地域が持っている力を合わせ、一体的なまちづくりをしてゆくことが大切だと考えます。また、誰もが安心して生活できるよう、保健福祉の充実を図り、都市間競争に勝ち抜く力をつける必要があると思います。

住民の声は反映されるの?

先日「やっさもっさ」で「住民による合併を考える会」の記事を読ませていただきましたが、これからも随時、意見を聞かせていただき、任意協議会で意見を反映してゆきたいと思います。その他、住民の意見を取り入れるために住民アンケートなどを実施したいと考えています。

新学習要領により学校へ求めるものは?

 校長先生は学校のトップという立場で、学校経営という観念を持ち頑張っていただきたいと思います。そのためには他の教職員と一体となって取り組むことと、我々行政のサポートが必要だと思います。イントラネットの整備を進め、9月には学校のホームページを立ち上げる予定です。これにより、指導方法のノウハウなどの蓄積、学校の様子を公開することによって地域との結びつきが強くなることが期待できます。将来的には学校区の検討ということを視野に入れ、それぞれの学校が他の学校には負けないという気概を持ち、魅力ある学校を創ってゆくことが必要だと思います。

子どもたちのために保護者・地域に望むことは?.

子どもたちには、週2日の休みのうち、1日は元気に屋外で遊んでもらいたいと思います。学年、年齢を超えた友達同士で、子ども自身が考え遊ぶことにより、感謝の心、思いやりの心が芽生えるのだと思います。保護者の方に求めることは子育てに自信をもつこと、また地域の大人に対して求めることは、地域の子どもたちに関心を持ち、まず地域の子どもたちのことを知ることだと思います。

三原やっさ祭りは「市民総参加」の祭り?

三原やっさ祭りを市民の祭りという点から見たとき、実行委員会にまかせている部分が多く、市として具体的な施策がなされていないように感じます。祭りに対して市の立場はどうなのかを見直す必要があると思います。やっさ祭りに対する補助金についても、他の祭りも含め見直してみます。

市の職員の研修は?

課長職以上を対象に、「目標管理」をテーマとして研修を行っています。各部署が持っている重点事業がどこまで達成できたかを評価することにより、コスト意識を身に付け、住民満足度を把握し、部下の指導をすることができる管理者を育てることが目的です。また、自主研究グループによる提案制度では、職員の「やる気」が芽生えると共に、職員同士の縦横の繋がりが形成され、グループの提案を施策に取り入れることにより、職員の積極性が育まれています。

政評価制度の行政評価制度の導入は?

6月より先進地視察を行い、年末に評価する予定ですが、一番重要なのは住民の評価だと思います。今後、インターネット、三原市広報、アンケート、懇談会などの手法を通じて市民の理解を得、政策決定する場合に、いかに住民の意見を取り入れるかが大切だと考えます。

カレーライス会とは

1973年より始まった、三原市長と(社)三原青年会議所とが三原のかかえる問題、“まち”の将来像などについて意見交換する懇談会です。

五藤三原市長は積極的に市民の声を聞き、政策に反映させてゆこうとする姿勢、自主研究グループ提案制度導入による職員の人材育成を目指した研修の実施など、積極的に行政改革を行っておられます。私たち(社)三原青年会議所は、今後もこのような会を開催し、市民と行政のパイプ役となり、“協働のまち”を目指して積極的に活動してまいります。

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