市民の意見が反映できる合併を

理事長

理事長私たち(社)三原青年会議所は、3年前に「小早川市」構想を発表して以来、住民主導かつ、対等合併を推進するため、1市3町の首長インタビュー、「住民・議員アンケート」の実施、「広域連携フォーラム」、「広域まちづくり研究会」の開催、「合併を考える会」の設立と、様々な取り組みをしてまいりました。公開討論会でもおっしゃられていましたが、合併問題については、今後どのようにお考えでしょうか。.

市長

合併に関しては、かなり急がないといけないと感じています。今の行政サイドで推進できる体制が、十分かどうか把握した上で、人員不足の解消と共に合併推進室を設け、取り組んでゆこうと思っています。もちろん、議会と歩調を合わせ、本郷町・瀬戸田町・久井町それぞれの意向があると思いますので、各首長とも、十分な協議をしてゆくつもりです。そして、市民の皆さんと良く議論することが、一番重要なことですし、その意見を反映してゆかないと、満足する合併にはならないと思います。また合併という問題は、非常に莫大な時間と労力がかかります。推進してゆくにあたり、各自が前向に、これからの都市基盤を、しっかりとしたものにしてゆく姿勢で臨むべきです。これからは都市間競争の時代を迎えます。合併について協議をする中で、この都市間競争に勝ち抜く、「強い都市づくり」を見据えた話し合いが必要です。しかし、国策で平成17年3月という期限があります。現段階では青年会議所が考えているスケジュールと、行政とのスケジュールには若干の差がありますが、私の個人的な考えでは、早急に合併協議会設立を目指してゆきたいと考えています。

特色あるまちづくりを

理事長

「三原には自慢するところがない」、「大手企業の冷え込み」など、今市民の皆さんが一番気にしていることは「市の活性化について」という事だと思いますが、どのような方法を考えられているのかをお聞かせください。

市長

どういう状況になれば活性化しているのか、活性化という言葉には定義しにくいところがあります。私が思う活性化は、工業都市として発展してきました三原ですから、現在冷え込んでいる製造業を中心とした工業群が元気を取り戻し、大手企業の誘致を行い、雇用の場を増やし、若者があふれるまちになることだと考えます。三原には県立保健福祉大学がありますし、福祉・医療と連動した、新しい産業を興してゆくことに可能性を感じます。
 また、まちづくりで成功している先進地について研究し、我々から市民の皆さんと一緒になって、話し合える場を持ち、知恵を出し合って周辺地域の住民が「三原へ行ってみよう」と思える場所を作ることができれば活性化に繋がると思います。

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